まろまろ感想

 

円盤、納め・る祭をみたので今さらですがめんまろちゃんとマロセについて語らせてください。

 

年末シリーズをみると本当に日本史やっときゃよかったって思います。どこまでが史実なのかわかんねぇ。似てる名前ばっかで見分けつかんと文句垂れてたあの頃の私の馬鹿野郎。今から勉強しようかな。

 

ちょっっっとだけ調べたけどめんまろさん情報少ない!だからすみません。るの知識だけでいく。

 

※る年の重長がところどころ割り込みます。

ネタバレ注意

 

 

 

 

<外見の話>

 

おくれ毛たまんねぇええ

大体ふわふわ天パショートがデフォルトである推しの、長髪ストレート。るひまさん本当にありがとうございます。しげながくんの時の、ペコってしたら動くぴょこぴょこしっぽもすんごく可愛かったけれど、めんまろちゃんは優雅なお辞儀とともにおくれ毛がふわっと揺れる。絶頂。黒い衣装によく映える。よくみたらかんざしやゴム(カラフル)を使ってバッチリ結っていて、綺麗好きでこだわりがありそうな美青年です。解いた姿もみてみたい。

中の人がぜったいやらない髪型ですからね、こういう姿をみせてくれる板の上って、本当、良いなぁ…。

 

メイクもシックな雰囲気。THE・東洋!って感じがします。K○TE。しげながくんのときのぽかぽかおひさま色チークがとーーってもキュートだったのに対し、めんまろ様は大人っぽい、抜け感お色気だらだらフェイス。時系列的にはめんまろちゃんの頃の方が若いはずなんですけどね。推し怖い。ブルベリップをプレゼントして差し上げたいです。目元もキッとしていて麗しい。

そんな男が、キャハハ!と顔面を歪めて笑うんです。もはや一種の芸術ではありませんか。

 

衣装もまた銀が映える漆黒で、身体のシルエットがはっきりとわかりますが、この男、姿勢が良い。これに尽きる。そして跪いたときにみえる足がもう…長すぎない?大丈夫?推しの立ち姿の素晴らしさは、る塾などで着ているスーツが嫌という程知らしめてくれるのですが、この衣装もとてもよいです。これに黒ブーツだからな。

 

このビシッとした衣装の後に、そう、最後に持ってきやがった、あの着物。

…あなたこそ本作における本当の妖精では?

ひらひらぶかぶか。白いお袖、羽かと思いました。階段を下りるとき、おててを広げてふわふわしていらっしゃいましたが、ちょっと本人出てて笑いました。ペンギンみたいな走り方をすると以前友人が言っていたけどほんとうにそれだ。てとてと。

めんまろ様、良い船旅を。

マロセちゃんもパタパタ走ってて可愛かったです。ほぼ一部のメイクのままの登場だったのでお顔ちょっと怖いよ。

 

 

 

<役の話>

 

さてめんまろちゃん自身についてですが。

豹変するということは知っていたのでドキドキしながらみてたら、パカラッパカラッ!!!!!!!とかいきなり言い出して「え?もう?」と思いました。違いました。ボケないと気が済まないだけらしい。田村麻呂を裏切るシーンは、私は頭が弱い人間なので「はあ!悪いやつだな!」ってなっちゃいました。最初は。めんまろちゃんのこの行為は、田村さんが不死身説アテルイに刀を向けるきっかけづくりのために置かれたにすぎないと。ただ単純に性癖なので推しの演技最高!止まり。

 

だった。だったんだよ。上映会を見るまでは。

 

綿麻呂の独白 | るーちゃんのブログ

そして納め・る | るーちゃんのブログ

 

しんど…。

他の方の感想・考察めちゃくちゃ読みたくなったけどとりあえず我慢して自分なりに考えたことを書いていきます。

めんまろは口数少ないけど、田村麻呂と2人になったら結構喋る子。田村さんもめんまろちゃんに対しては少しだけ表情がゆるむんですよね。互いにとても信頼している、ほんとうに兄と弟のような関係。

ただし彼らの持つ勾玉が2人の間にずっとそびえ立っている。勾玉チートすぎない?

いやそもそも心を読める田村さんがチートでした。

アテルイと出会い、感情が豊かになっていく田村にめんまろちゃんは動揺する。こんな田村麻呂様は幼少期から付き添ってきた自分もみたことがない。考えが読めない。

 

独白や1幕のラストをみると、アテルイとモレさん、田村とめんまろの関係性の変化が対照的に描かれているように感じます。

はじめはアテルイのことを認めたくなかったモレが彼と共に涙を流し、互いに信頼を深めていったのに対し、田村麻呂とめんまろの距離は話が進むにむれて離れていく。

アテルイの「素直な心」にひかれていく田村さんにめんまろちゃんは焦る。変わらないで、自分の知っている田村麻呂様でいてほしいのに!名を変え、名を変え、自分で自分がわからなくなってしまうめんまろがすがって、追いかけていた背中が揺らぐ。大和貴族として、と語って聞かせた田村麻呂様が国に背こうとしている。

 

そしてついにブチギレるめんまろちゃん。ワルーーイ顔(だいすこ)して煽りまくります。

 

「それがお前の本音か。」

「ああ。包み隠さずの本音が聞けて、本望だろう?」

 

上映会を見た後だととても印象的なシーンですね。

いつの日にか、いつの日にか、私はあなたに嘘をつく。(独白より)

しんどい。(2回目)

心が毒に侵されてしまっためんまろの、惜別の決意。なのかしら。

 

正直彼の心はわからんです。本編から2人の関係が読み取れる節は限られているので…。

はたして彼の吐いた言葉が、互いにとって優しいものとなったかどうかは、本当に田村麻呂様次第なんでしょうね。

かくして田村さんのもとを去っためんまろちゃん。ほんとに衣装可愛いんだけど。

 

そして時は過ぎ去り2人は再会します。めんまろがすぐに田村さんがわかったように、田村さんも一目でわかったはず。田村はめんまろちゃんのことを「生き別れた弟」と言います。ちょっとずるいよね。今言う?みたいな。

 

ところでこの台本、めんまろちゃんの一人称がわかりやすく変わります。

やめてくれよ!!!!!!!一人称の変化なんてオタクの大好物なのでやめてくれ!!!!

再会してからしばらくの間、めんまろちゃんは自分のことを「僕」と呼んでいましたが、名前の話になったとき、一人称が「私」に変わるんですね。

あの頃と同じ、田村麻呂様にお仕えする「綿麻呂」であったあの頃に戻る瞬間。

ていうか気になって庭からこっそり田村さんの様子をみにくるめんまろちゃん健気すぎない???

宝玉もずーっとつけてたんだね。でもやっとそれを外すときが訪れます。

2人の間の壁がなくなる。めんまろは床に伏せる田村さんに自分の心の声を聞かせました。

田村は目を閉じて「あの時と寸分変わらぬ声」だと言う。それはきっと、ひとり森に取り残され暗闇のなか自分を呼んだ、めんまろの声。

なのかな…なんて考えたり…。

 

そして永い眠りについた田村の後を追おうとするめんまろちゃん。初見ではよくわかんなくてそのまま自刃しちゃったんだと思ってました。だってみんなバタバタ死んでいくから…。

めんまろちゃんは清水寺に行ったんですね。その名を持って。大和貴族としての誇りを持って。

田村麻呂が建立した清水寺にはアテルイとモレさんの石碑があるんだとか。

 

…まあ何が言いたいかっていうと年末シリーズまじでやべーって話ですよ。言ったらこの2人の話はサブストーリーみたいなもので。こんな……こんな掘り下げさせて……。

ほかのリーディングも見たけど公式で転生パロとか正気?!オタクを殺しにきているまじで。

 

とりあえず納め・る祭、最高でした。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。